夜のパーティ (1)+ 夜のパーティ(1) + 「おい牧野。明日の夜空いてっか?」 「予定のこと?うん。明日はバイト無いし、大丈夫だよ」 「じゃー俺んち来い」 「・・・は?!」 「だから明日の夜、俺んち来いつってんだよ」 「やややややだ!!!絶対ヤダ!!」 「お前・・・何か別のこと考えてねーか?」 「へ?」 「ねーちゃんがよ、パーティ開くらしいんだよ。だから牧野も誘えって」 「そ・・・そーなんだ」 ホッ 「まぁ。俺は牧野と別なことしたいんだけどよ」 「ば!!べべ別なことって何よ!!」 「お前がさっき考えてたことだよ」 「なっ!!/////」 「じゃー明日な。ドレスはもう送ってあるからよ」 「え゛!!う・・・うん。ありがと」 ―――――そして次の日の夜――――― 「うわぁー・・・いつ見ても道明寺の家って大きい」 道明寺邸の門の前でブツブツ言ってると後ろから聞き覚えのある声で話しかけられた。 「牧野?」 「花沢類!!」 「牧野が居るなら退屈せずにすむかな」 「退屈?って、今日はパーティでしょ?」 「え?・・・ダンスパーティだけど」 「ダ・・・・・ダンスパーティ?!?!」 「うん。あれ?聞いてなかったの?」 「聞いてないわよ!!ダンスなんて・・・!!」 「大丈夫だよ牧野」 「何が大丈夫なのよぉ~」 「俺がエスコートしてあげるからさ」 そう言って、花沢類は天使の笑みを浮かべた。 いつ一緒にいても、ときめいてしまうんだ。 ―――パーティ会場――― パーティ会場にはたくさんの人が来ていた。 見る限り、テレビとかで見たことある有名人ばっかり。 「おいお前ら!!」 「あ司」 「道明寺!!」 「類、お前今棒読みだったろ。つか何でお前ら二人一緒にいんだよ!!」 「あー。さっき門の前で会ったの」 「ほーう。類は歩きだったのか」 「うん。牧野に会えるかと思って」 「てめ・・・「司!!」うおっ」 「おねぇさん」 「あ、つくしちゃぁ~ん!!来てくれたのねぇ。嬉しいわぁ」 「いえ、こちらこそ呼んで頂きありがとうございます♪」 ダンスパーティだってことは知らなかったけど!! 「良いのよ~!!ところで、つくしちゃんの相手は類君ね♪ヨロシク」 「は?!ねーちゃん聞いてねーよっ!!」 「あんたはお得意様のお嬢さんをエスコートしなさい!!」 「ああ?!やだね!!」 「駄目よ。今日はあたしの旦那も来てるんだから」 「ぜってーヤダ!!しかも牧野は類とかよ!!」 ボソッ「安心なさい♪つくしちゃんとの甘い夜のセッティングはあたしがしとくからさ♪だから我慢しなさいよ」 「/////ね、ねーちゃん・・」 「道明寺!!おねいさんの頼みでしょ。頑張んなさいっ」 う゛・・「わ・・わかったよ」 牧野と二人っきりの夜のためだ!! みてろよ牧野!! 「やったぁ!!つくしちゃん、ごめんねぇ」 「いえいえ。仕事の一貫だし・・」 「類、牧野に手出したらブッ殺すからな!!」 「じゃー行くわね♪行くよ、司」 はぁ~っ 「何ため息ついてんの?牧野」 「だってぇ~・・・ダンス」 「なぁーんだ。そんなことか」 「そ、そんなことって!!あたしはダンス上手じゃ・・」 「俺がエスコートするって言ったじゃん」 「う・・うん。よろしくね」 「俺はてっきり、司のこと思ってるんだと思ってた」 「は?!思わないわよ!!」 「ふ~ん」 「お、思わないからね!!」 「牧野面白い」 「あたしで遊ぶなぁーっ」 「ところでさ」 「なっ、何?」 「手出さないと踊れないよね・・・」 「ぁははは・・(苦笑い)」 <続く・・・> ジャンル別一覧
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